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支部長のつぶやき第011話『名勝負に帯色は関係ない 第6回東日本柔術オープントーナメント観戦記』[2026.06.09]

支部長のつぶやき 第011話『名勝負に帯色は関係ない ~第6回東日本柔術オープントーナメント観戦記~』

去る6月6日に開催された第6回東日本柔術オープントーナメント。
トライフォース宇都宮からは12名が出場しました。

そのうち6名は公式戦初出場。
実は、まずこれだけですごいことなんです。

開館からまだ1年半の道場で、公式戦出場者が10名を超えるというのは決して当たり前のことではありません。
柔術は個人競技ですが、その挑戦の背景には日々一緒に練習してくれる仲間や、ご家族の支えがあります。
まずは挑戦してくれた皆様に、心から感謝いたします。

なお、当日の写真を何枚か掲載していますが、全選手の写真を撮ることができませんでした。
写真がない選手の皆様、申し訳ありません。
次回は撮影も頑張ります。

試合に申し込んだ日から、きっと頭のどこかに常に試合のことがあったはずです。

「勝てるだろうか」
「負けたらどうしよう」
「怪我をしたらどうしよう」

緊張や恐怖、不安。
挑戦するということは、それらの感情と向き合うことでもあります。

試合にエントリーするということは、単に対戦相手と戦う権利を得ることではありません。

「試合出場します」

そのボタンを押した瞬間から、自分自身との戦いが始まります。

試合当日までの数週間、あるいは数か月。
仕事中や移動中、ふとした瞬間に試合のことが頭をよぎるでしょう。

そんな恐怖や不安と向き合いながら、それでも練習を続け、当日を迎える。

だから私は、選手が1回戦のマットに上がる時点で、すでに「勝者」であると思っています。

対戦相手と戦う前に、まずは自分自身の恐怖や不安に打ち勝って、その場所までたどり着いたのですから。

本当の0回戦は、自分自身との戦いだ。

だから出場した選手は、その時点で勝者なのです。

そして、いざ試合。

いや~、素晴らしい試合ばかりでした。

観戦で声を枯らしたのも久しぶりですし、試合を見て涙を流したのは初めてだったかもしれません。
それくらい心を動かされる試合ばかりでした。

柔術というと、どうしても黒帯や上級者の試合に注目が集まりがちです。
もちろん技術レベルは高いです。
しかし、良い試合をするのが必ずしも黒帯とは限りません。

勝ちたい気持ち。
負けたくない気持ち。
仲間の応援に応えたい気持ち。
自分自身を超えたい気持ち。

そうした気持ちと気持ちが真正面からぶつかった試合に、帯色は関係ありません。

名勝負に帯色は関係ない。

今回の大会では、そのことを改めて強く感じました。

出場した皆様。
応援に来ていただいた皆様。
そして日頃からスパーリングで力を貸していただいている皆様。

本当にありがとうございました。
そして、大変お疲れさまでした。

夜に行われた親睦会もとても楽しい時間でした。
試合当日だけでなく、試合に向かうまでの過程や、それぞれが抱えていた思いを聞くことができました。

試合の結果だけでは見えないドラマがたくさんあったことを知り、改めて柔術の魅力を感じました。

ちなみに今回も親睦会の写真は撮り忘れました。

次こそは酔う前に撮影したいと思います(笑)。