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支部長のつぶやき第016話『マスピースを勧める理由』[2026.10.16]

ブラジリアン柔術にはパンチやキックなどの打撃がありません。

そのため、
「柔術でマウスピースって必要なの?」
と思う方もいるかもしれません。

もちろん必ず着けなければいけないものではありませんが、私は柔術をする方にはマウスピースの着用をおすすめしています。

今回は、長年柔術を続け、いろいろなマウスピースを使ってきた私自身の経験も交えて、その理由をご紹介します。

① 締め技などによる口の中のケガを防ぐ

柔術でマウスピースを使う大きな理由の一つが、口の中のケガを防ぐことです。

柔術ではチョークなどの締め技を受けたとき、たまに口の中を切ってしまうことがあります。

マウスピースで歯を覆っておくことで、歯が直接唇や頬の内側に当たるのを和らげ、こうしたケガを予防することができます。

もちろん、スパーリング中に相手の手や膝などが偶然顔に当たったときの歯の保護にも役立ちます。

② 「食いしばり」から歯を守る

柔術をやっていると、自分では意識していなくても強く歯を食いしばっている瞬間があります。

ブリッジをするとき、相手を引きつけるとき、テイクダウンするとき、パスを耐えるときなど、瞬間的に全身へ力を入れる場面です。

つまり柔術では、外からの衝撃だけではなく、自分自身の食いしばりによって歯に負担をかけることもあります。

マウスピースには、そうした噛みしめによる歯への負担を和らげる役割も期待できます。

③ 安心して噛みしめられる

これは②とは逆の考え方ですが、マウスピースがあることで安心して噛みしめられることもメリットだと私は感じています。

柔術では、一瞬で大きな力を出す場面がたくさんあります。

歯を直接強く噛み合わせるのではなく、マウスピースを介して噛みしめられる。この安心感は、実際に使い続けているとかなり大きいです。

④ パフォーマンスにもメリットがある?

噛みしめとスポーツパフォーマンスの関係については、さまざまな研究が行われています。

マウスピースを装着して噛みしめることで、筋力や瞬発的なパワーなど、一部の運動能力が向上する可能性も報告されています。

もちろん「マウスピースを着ければ必ず強くなる」という話ではありません。

ただ、マウスピースは単に歯を守るだけではなく、力を発揮するためのスポーツギアという側面もあると思います。

じゃあ、どんなマウスピースがおすすめ?

ここからは、完全に私自身の経験談です。

私も最初は、「マウスピースとはいえ、できれば安く済ませたい」と思い、お湯で柔らかくして自分の歯型に合わせる市販タイプを使っていました。

価格も手頃ですし、自分で作れるので、決して悪いものではありません。

ただ、私の場合はどうしても口の中の異物感が気になりました。

スパーリングが終わるたびに外したくなり、歯とマウスピースの間に唾液がたまるような感覚も苦手でした。

その後、価格帯の違う市販品を何種類か試しましたが、結局どれもしっくりきませんでした。

最終的にたどり着いたのが専門店

そこで専門店で、自分の歯型に合わせたマウスピースを作りました。

市販品より値段は高くなりますが、私の場合は装着感がまったく違いました。

今使っているものなら、柔術の指導中もずっと着けたままでいられます。

ウェイトトレーニングでも使っていますが、家を出るときから着けて、そのままジムへ行き、途中で買い物に寄っても気にならないくらいです(笑)。

私自身、

市販品を買う
↓
合わない
↓
別の商品を買う
↓
やっぱり合わない
↓
専門店で作る

という道を通りました。

そう考えると、「最初から専門店で作っておけば、結果的には一番コスパが良かったのでは?」というのが今の感想です。

もちろん、市販品が快適にフィットする方もいますので、市販品がダメということではありません。

ただ、これから柔術を長く続けるつもりで、練習中も快適に使いたい方には、専門店や歯科医院で自分の歯に合わせて作るタイプをおすすめします。

まとめ

柔術におけるマウスピースは、単に「歯に何かが当たったときに守るもの」ではありません。


締め技などによる口の中のケガを防ぐ。
食いしばりによる歯への負担を和らげる。
安心して噛みしめられる。
そして、パフォーマンスにもプラスになる可能性がある。

私はこうした理由から、柔術をする方にマウスピースをおすすめしています。

また、専門店ではカラーやデザインを選べるところもあります。道着やラッシュガードと同じように、自分だけのスポーツギアを作る楽しさもあります。

「どこで作ればいいの?」
「どういうマウスピースを選べばいい?」

という方は、私が知っているお店などの情報もお伝えできますので、道場で気軽に聞いてください。