
スパーリングは「勝負」ではなく、
テクニックを試す場だと、私は考えています。
もちろん異論はあると思います。
今までの数十年にわたる練習の中で、
「〇〇さんから一本取った!」
「●●君にペースを取らせなかった。」
といった声を、ちょいちょい耳にします。
もちろん、参考程度であればいいと思います。
ただ、なぜそこが本質ではないかというと、相手がどんな目的でスパーリングをしているか分からないからです。
試合の目的は「勝利」です。
でもスパーリングでは、相手が常に「絶対に勝つ」という気持ちでやっているとは限りません。
それぞれが、それぞれのテーマを持って取り組んでいます。
もちろん、
「このスパーは必ず一本取ろう」
「ポイントを取られないようにしよう」
「一本も取られないようにしよう」
と、試合を想定して臨む方もいるでしょう。
一方で、
「△△のテクニックを試してみよう」
「苦手な◇◇ガードをやってみよう」
「いつも■■ばかり使ってしまうから、今日は封印してみよう」
など、目的は本当に様々です。
そんな相手に対して、もし勝ったとしても、
それは“勝利”とは言えませんよね。
なぜなら――
スパーリングだからです。
というわけで、スパーリングでは
勝った・負けたではなく、
「●●が出来た!」
「今日は◇◇にチャレンジできた!」
というように、
テーマを持って取り組むことが大切だと思います。
そうすることで確実に上達していきますし、
結果的にそれが一番の近道です。
勝負論だけで捉えるなら、
スパーリングは弱くていいんです。
皆さん、スパーリングでは
どんどんテクニックにチャレンジして、
どんどん失敗して、
どんどんタップしましょう。
絶対に上手くなりますよ。